会社概要

活動基本理念
〈風土のささやきを聴く〉

地球環境、社会環境、労働環境等を考慮し地域に根ざした自主基準を設け、世界品質を目指します。
“風土のささやきを聴く”とは、失われつつある薬草文化や暮らしの知恵や植物と出会うためのフィールドワークの基本的な考え方を表したものです。フィールドワークにおいて世界の片隅で細々と古くから言い伝えられてきた薬物情報に真摯に耳を傾け、その中から創薬シーズ開拓に有用な薬用植物と薬効などについての情報をセットで収集することが重要であることを意味しています。

薬は、その土地の風土、叡智、人の歩みの中から生まれると言われており、和漢生薬などの天然植物は、病魔から逃れるためや不老長寿を願って動植物や鉱物の中から人への使用経験を通して取捨選択され現代に伝わったものです。その多くは、その土地に住む人達がその地方に生える固有の動植物の中から選びだした独自の薬物であり、独自の医療体系をもつ伝統医学（中国伝統医学、アーユルヴェーダ医学、ユナニー医学など）に基づいて治療に用いられてきました。

また、医学提携が十分に発達していない地域では、祈祷師や魔術師などの口述によって伝えられてきた伝承薬物が残されています。
伝承薬物の用法、用量や薬効、栽培生産などにはその地方の特色が色濃く現れており、現地に行かなければわからないことが多々あります。